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< 作品について > 幸せとは、常にそこに存在しているもの。 |
感動は偶然の重なりによって自然な流れとして生じます。 撮影に出かけるという意識はなく、水に溶けた砂糖のように 普段の生活の一要素として、撮影機会が遍在しています。 そのときそのときに、目に留まったものをきっかけに広がる 光と色の協奏曲を、写真として表現しています。 理想の構図は必ずしも特別な場所で探し回る必要はなく 今、手が届く範囲にも十分な頻度で感動が漂っています。 被写体と対面してからレリーズまでの過程もシンプルです。 そこにあるものに気づき、ただ感じとることが構図としての 完成形へと導いてくれます。 晴れれば爽快な陽射しを浴び、曇れば優しい光に包まれ、 雨が降れば透き通った雫の美しさに触れることができます。 天気と同じように、あらゆる現実に気持ちを委ねることで、 たくさんのことが感動の対象となり、心のなかにも幸せが 満たされてくるように思います。 |